アレッハンドロさん宅の朝ごはん

今回アレッハンドロ&スーザン宅に2泊お邪魔させて頂いたのだが、スーザンの料理は本当に素晴らしかった。(前回のディナーはこちら)ただ・・・一品一品は極上なのだが息の休まる箸休め的なものがないのはいつものことである。ドッシリとボリュームのあるデ…

チッタ・デッラ・ピエーヴェの友達〜その3

※その1、その2も是非お読みください。招待された彼らの家(写真右)というのは、つまりホテル・バンヌッチのリストランテ従業員が一緒に住んでいるパラッツォのことである。ダブルルームが2つ、シングルルームが2つ、バス・トイレは2箇所でキッチンは共有。…

チッタ・デッラ・ピエーヴェの友達2

さて、写真左がウンベルト氏、右がかの有名な(?)わたくしの大切なお友達アレッハンドロさん(登場人物参照)である。今回、ペルージャから車で40分のチッタ・デッラ・ピエーヴェまで喜んで車を出してくれたのが、彼なのだ。というのもアレッハンドロさんは…

チッタ・デッラ・ピエーヴェの友達1

ペルージャから車で40分ほど行ったところに、チッタ・デッラ・ピエーヴェというとても美しい街がある。その素晴らしい景観、建造物、自然に惚れ込んだ欧米の富豪たちが、いつの間にかこぞって別荘を建て、夏のシーズン中、実は街のあちこちで英語が飛び交う…

ガリバルディ通りにあるバール・アルベルトは8月いっぱい夏休みに決まっている。がしかし、一応わたくしのペルージャ時代を象徴する数少ないものの1つとして、帰郷した際には絶対訪れなければならない。ということで、今回アルベルトに会うことはできない…

バール・チェントラーレで食前酒

GLI APERITIVI AL BAR CENTRALEまだ夕方の4時だが、チェントロを歩いていると友人アンドレアがこう切り出す。「食前酒でもどう?」以前にも何度となく書いたことだが、夏のイタリアは夕方も4時5時を過ぎると、一気に食前酒タイムへと突入する。勿論外のテ…

さ、さむい!?ペルージャの8月

CHE FRESCO A PERUGIA! ペルージャに着いて驚いた。真昼だというのにカラッとした空気、日陰に一歩入れば凛とした涼しさが心地よい。東京では考えられない、山間都市の気候である。7月はペルージャも暑く日中はさすがに30度を越える毎日だったのだが、8月に…

突然ですがイタリアからの第一報

・・・SONO IN ITALIA! 残暑お見舞い申し上げます。 皆様ご無沙汰しております。突然ですがイタリアへやってきました。短い短いバカンスですが・・・美味しいもので始めて美味しいもので締めたいと思っています。が、そうはなかなかさせてくれないのがイタリ…

チキンソテーが余ったら。

簡単そうでなかなか思いつかなかったこの方法。スペイン南部のムルシャという街に住む、友人カルメン宅に滞在していたときに、残りモノでパッパッと作ってくれたのがこれ。カルメンは日頃はロンドンで働くOLなのだが、これは職場の同僚から教えてもらったレ…

イタリアジンは洗濯&アイロン好き?

前から言及しようしようと思っていたこと。それが「イタリアジンは洗濯&アイロン好き」である。好きよりマニアに近いだろう。最初はわたくしの周りのイタリアジンだけかと思っていたのだが、やはり違う。統計的に見て、ニッポンジンより断然多いのである、…

ニッポン大好き!なブラジル?

ルームメイトのカリーナはイタリア人の父とブラジル人の母を持つサンパウロ出身のハーフである。23歳でサンパウロの大学を卒業し、イタリアはペルージャへとやってきた。父親はサンパウロで開業医、つまりブラジルにおいて相当な裕福層といえる彼ら。サン…

評判のジェラッテリア@ペルージャ

先日のコメント欄でジェラートの話が出たということで、今日はペルージャでわたくしが一番好きなジェラッテリアをご紹介。チェントロの11月4日広場に面した最高のロケーションで、知らない人はいない。その名も「LA FONTE MAGGIORE(ラ・フォンテ・マッジョ…

クーラーのない夏

L'ESTATE A PERUGIA SENZA L'ARIA CONDIZIONATAもはや有り得ない。東京の生活からクーラーを除外するなど。しかし思えばペルージャでの約3年、夏といえどクーラーの姿はなかった。まずクーラー付きの家というものを殆ど見たことがない。だから東京でも我慢し…

卵サンドにモルタデッラを入れて何が悪い!

モルタデッラとはとどのつまりイタリアのソーセージハム。ピスタチオ入りのものや黒胡椒入りのものなどがポピュラーで、イタリア人も大好きなハムである。中部イタリアの食の都ボローニャが発祥と言われ、今でも現地のトラットリアやリストランテでは、うず…

アボガドとお刺身のサラダ たっぷりクレソンのっけ

最近すっかりはまっているのが、アボガドとお刺身のサラダにたっぷりのクレソンを添えたもの。個人的にはアボガドとサーモンの組み合わせがいたく気に入っている。そしてクレソン。彼はなくてはならない超主役級の役割を果たす。口の中にほんのり残る苦味が…

イタリアブログで覗くローマのキッチン

写真がとっても素敵なローマ在住イタリアジン女性のブログ「イル・カボレット・ブリュッセル」をご紹介。レシピも素晴らしく美味しそうなのだが、それより何より写真公開してくれた彼女のキッチンに目が釘付けである。うう、イヴァナのキッチンもそうだが、…

嫌いな客

I CLIENTI CHE NON MI PIACCIONO AL BAR ALBERTOバール・アルベルトで働くとき鬱陶しくてたまらないもの。それは、こちらが作る飲み物の「量」に対してイチャモンをつける客。例えば食後酒アマーロ。1杯の量がそれほど多くないため(もともと 食後に消化をよ…

バール・アルベルトのおつまみ

どんなに暑い夏でも、午後5時ともなって少し涼しい風が出てくると、イタリアのバールには食前酒を求めて客がやってくる。この食前酒タイムがわたくしは大好きで・・・いや大好きなはずなのだが、バール・アルベルトで働く午後5時は嫌いである。何故ならスト…

トーマス家の”和”コーナー

拝啓トーマス&イヴァナ。アナタ方は何故そんなにスゴイのですか。ニッポンの文化や料理に興味を持ち、日本酒にはまり、買い足し買い足しで集めたオチョコはこの通り。おまけにイヴァナ、家具作家であるアナタは、何と大好きなオチョコを飾るためのコーナー…

洗濯物がゆらゆら

わたくしが持っているイタリアのイメージのひとつに、”窓越しに揺れる洗濯物”がある。ナポリの下町、ローマのトラステヴェレ地区(写真右)、そしてもちろん古の街ペルージャでも、ゆらゆら風になびく洗濯物は圧巻。今でこそすっかり慣れてしまったが、イタ…

謎の日本人(元)サッカー選手

ペルージャ外国人大学の真裏にあったわたくしの家。以前にもお話したことがあるのだが、3つの個室、バスルーム、キッチンというこじんまりした間取りである。3つの個室は1つがわたくし用、もう1つが友人のロセッラ(イタリアジン)用、そして残りの1つ…

夏の甘〜い人気者

ニッポンでもお馴染みの、いわゆるイタリアンジェラートは全てのバールにあるわけではない。冷凍庫がないバールもあるし、売り場スペースを確保するのが難しいバールもある。ジェラートを扱えるバールというのは実は一部なのだ。しかしながら、どんなに狭い…

お詫びと反省

すっかりご無沙汰しておりますm(_ _)m どうにもこうにも仕事が忙しくて、5月はなんと3回しか日記の更新ができませんでした。いつも読んでくださっている皆様、本当にすみません。それから心配のお便りをくださった方、本当に有難うございます。書きたいこと…

ソラマメの季節がやってきた!

E' ARRIVATA LA STAGIONE DELLA FAVA 5月。イタリアでは瑞々しいソラマメが市場に出回り、家庭の食卓にお目見えする季節である。ニッポンでソラマメと言えばやっぱり「塩茹で」。夏のビールのつまみとして、枝豆とともに外せないニッポンの顔である。さてこ…

イタリアジンのネクタイ

LE CRAVATTE ITALIANE 今年の冬ペルージャに帰省したときのこと。妹の旦那様からお土産にネクタイを頼まれた。いつの時代も男性のネクタイ選びほど女性にとって難しいものはない。しかも本人がいない、外国の地・・・うーん、どうしたものか。イタリアへ一歩…

イタリアンジンはブルスケッタがお好き

AGLI ITALIANI PIACCIONO LE BRUSCHETTE 表題の通り、イタリアジンはブルスケッタが大好きである。ちょっと小腹が空くとパチッとオーブンのスイッチを入れ、パンを切る。オーブンが温まりきらないうちに待ちきれずパンを入れ、カリカリになるまで待つこと数…

おまけ・アレッハンドロさん宅のランプ

先日ご紹介したデルータ産の陶器の大ファンである、友人アレッハンドロさん。新居を購入した際、あのオリーブオイル談義についつい熱が入ったおっちゃんの工房で、いろいろ買い揃えている。今日はおまけでその中の一つをちょっと見せていただこう。写真右は…

デルータのテラコッタ工房(やっぱりアンタはイタリアジン)

LA TERRACOTTA A DERUTA テラコッタとはイタリアでいう「陶器」のこと。「テラ(TERRA)=土」、「コッタ(COTTA)=焼いた」の意味である。ウンブリア州の中でも古都アッシジに程近いデルータという街、ここはイタリアきってのテラコッタ産地として名高い。…

マガーリ

MAGARI! 「新人さんなの?今年の新卒?」「マガーリ!」ついうっかり営業中にお客さんの前で発しそうになったイタリア語を、慌てて飲み込む。ここはニッポン、ニッポン。イタリア語なんか出てしまった日には不気味がられるだけである。そんなアンタ、新卒な…

barmariko風フリッタータ(イタリアン卵焼き)

LA FRITTATA ALLA MARIKO フリッタータとはイタリア語でいう「卵焼き」である。フライパンでケーキのように丸く焼くのが基本で、具として人気なのはプチトマト、ズッキーニ、玉ねぎ、マッシュルームなどである。卵を10個以上使ってケーキのように厚みを持た…