アレッハンドロさん宅の朝ごはん

今回アレッハンドロ&スーザン宅に2泊お邪魔させて頂いたのだが、スーザンの料理は本当に素晴らしかった。(前回のディナーはこちら)ただ・・・一品一品は極上なのだが息の休まる箸休め的なものがないのはいつものことである。ドッシリとボリュームのあるデ…

チッタ・デッラ・ピエーヴェの友達〜その3

※その1、その2も是非お読みください。招待された彼らの家(写真右)というのは、つまりホテル・バンヌッチのリストランテ従業員が一緒に住んでいるパラッツォのことである。ダブルルームが2つ、シングルルームが2つ、バス・トイレは2箇所でキッチンは共有。…

評判のジェラッテリア@ペルージャ

先日のコメント欄でジェラートの話が出たということで、今日はペルージャでわたくしが一番好きなジェラッテリアをご紹介。チェントロの11月4日広場に面した最高のロケーションで、知らない人はいない。その名も「LA FONTE MAGGIORE(ラ・フォンテ・マッジョ…

ソラマメの季節がやってきた!

E' ARRIVATA LA STAGIONE DELLA FAVA 5月。イタリアでは瑞々しいソラマメが市場に出回り、家庭の食卓にお目見えする季節である。ニッポンでソラマメと言えばやっぱり「塩茹で」。夏のビールのつまみとして、枝豆とともに外せないニッポンの顔である。さてこ…

イタリアンジンはブルスケッタがお好き

AGLI ITALIANI PIACCIONO LE BRUSCHETTE 表題の通り、イタリアジンはブルスケッタが大好きである。ちょっと小腹が空くとパチッとオーブンのスイッチを入れ、パンを切る。オーブンが温まりきらないうちに待ちきれずパンを入れ、カリカリになるまで待つこと数…

barmariko風フリッタータ(イタリアン卵焼き)

LA FRITTATA ALLA MARIKO フリッタータとはイタリア語でいう「卵焼き」である。フライパンでケーキのように丸く焼くのが基本で、具として人気なのはプチトマト、ズッキーニ、玉ねぎ、マッシュルームなどである。卵を10個以上使ってケーキのように厚みを持た…

カステラで朝ご飯

LA COLAZIONE CON LA KASTERA D'ANDREAイタリアへ帰郷(あえてこの表現で)するとき、ニッポンからのお土産は既に決まっている。 酒:梅酒&日本酒 お菓子:カステラ&どら焼き 食料:ラーメン&カレー その他:カキピー これさえあれば万全、わたくしの帰郷…

ピッツァにはビール?それともワイン?

LA PIZZA STA BENE CON LA BIRRA? O CON IL VINO?イタリアが生んだ極上品、PIZZAことピッツァ。イタリアにおけるピッツァとは、庶民の宝であり、シンプル・イズ・ベストのマルゲリータはピッツェリアで食べても1ホール4ユーロ前後(560円)でなければならな…

トーマス&イヴァナ家で至福の時間

ペルージャへ戻るとまず連絡を入れるのがここ、トーマス&イヴァナ邸。どんなに突然帰ってきても、快く翌日のディナーに招待してくれる。別にディナー欲しさに連絡するわけじゃ勿論ないのだが、それでも期待せずにはいられないのが彼らの家のディナーなのだ…

これってタブーです

NON SI PUO!!何故今まで書いたことがなかったのか、ちょっと不思議な感もある。まあ最近は各種情報誌やネットでもまとめているから、既にご存知の方もいらっしゃるかもしれない。イタリアでの食事マナー。リストランテやトラットリアなど外で食べるときだけ…

牛肉のカルパッチョ 南イタリア風

IL CARPACCIO DI MANZO ”カルパッチョ”の名を聞いたことのないひとはいないだろう。実はこれ、正真正銘のイタリアンである。今から半世紀以上も前の1950年、ヴェネツィアのハリーズバー経営者ジュセッペ・チプリアーニが、とある女性客のために考案した逸品…

イタリアのおつまみ「ストゥッツィキーニ」

GLI STUZZICHINI イタリアの食前酒文化に欠かせないものは、なんといっても「つまみ」である。一言でつまみといっても多種多様。生ハム・サラミやチーズにブルスケッタ、オリーブやら何とかの酢漬けやら、何でもこいである。勿論ナッツやポテトチップス類と…

スカモルツァとプチトマトのブルスケッタ

LE BRUSCHETTE CON LA SCAMORZA ED I POMODORINI今日の夕飯(もちろんアンドレア宅)はブルスケッタ。2005年秋に獲れたばかりのL'OLIO NOVELLO(新しいオリーブオイル)を、プーリア州の実家から持ってかえってきたばかりだから是非味わってみて、ということ…

アンドレアのマンマから〜故郷の味

LA CUCINA DI MAMMA DI ANDREA言わずもがな、友人アンドレアは南イタリア、プーリア州サン・セヴェーロ出身である。どこの国でもそうだが、「マンマの味が1番」は南イタリアともなるともはや宗教的である。とはいえ確かに美味いのだから仕方ない。それに頼る…

王道ポテトのオーブン焼きローズマリー風味

LE PATATE AL FORNOこれがなくっちゃ、始まらない。イタリアへ帰ってきて1番目の「美味しいもの」は、大好物ポテトのオーブン焼き。イタリアの家庭の味でありながら、全てのリストランテ、オステリア、トラットリアのメニューにものっている。このポテトに目…

イタリアの大晦日

イタリアでは、クリスマスは家族と、お正月は友達や恋人と、というのが主流である。(恋人と過ごせないクリスマスが悲劇であるかのような風潮は、ニッポン特有だ)12月も半ばになるとクリスマス休暇と称して、イタリア人は家族の元へといそいそと帰省し始め…

カリーナ、あんたケチャップ入れたの!?

CARINA,HAI MESSO....KETCHUP!? 以前にも何度か登場した、ブラジル人のカリーナ。ペルージャでのわたくしの最後の同居人だ。(カリーナについてはこちら。カリーナの彼氏ロレンツォについてはこちら。)お世辞にもスマートとはいえないカリーナ。年頃の女性…

アンドレアから届いたポモドーリ・リピエーニ

POMODORI RIPIENI 昨日ペルージャのアンドレアから、料理自慢の写真が届いたので早速ご紹介。題して「トマトの詰め物(ポモドーロ・リピエーニ)」という、南イタリアをこれでもかと凝縮した代表料理だ。要は熟したトマトの中身をくりぬき、さらにトマトリゾ…

ワインのお供たち

とある日曜日。わたくしの母が誕生日を迎えたので、ささやかながら祝杯をあげることになった。無類のワイン好きである母のため、「昼から飲もう」をテーマに、幾つかつまみを作った。以前にもブログでご紹介させていただいたことのある、「鶏肉と干しブドウ…

パネットーネの季節がやってきた

PANETTONE12月ともなると、イタリアのスーパーや商店はのきなみPANETTONE(パネットーネ)を山積みにする。PANETTONEとは、イタリアで古くからクリスマスのドルチェとして愛されてきた、ふわふわの甘いパンのことだ。とにかく大きくてボリュームがあり、見た…

料理が出来ないイタリア人(フランチェスコの場合)

CHI NON SI PUO CUCINARE わたくしの同居人ロセッラの友達に、今年36歳になるフランチェスコという男がいる。ロセッラの、というよりは、もともとロセッラの彼氏ステファノの親友である。彼らは10年来の友達で、若いときはギター片手にスペイン・ギリシャと…

トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ3〜ワイン編

IL PRANZO DA THOMAS & IVANA 3...I VINI STUPENDI!さあついに、トーマス&イヴァナの家で出されたワインについて自己満足する時間がやってきた。多くは語らず、ワインリストの紹介といこう。それにしても、トーマスというイタリアワインソムリエを友人に持…

トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ2

IL PRANZO DA THOMAS & IVANA 2前菜はわたくしの予想通り「生ハムとメロン」である。さらにイヴァナは中部・南部イタリアの家庭料理「Panzanella(パンツァネッラ)」も作ってくれた。このパンツァネッラは、一口に言えばパン粉のサラダである。山盛りのパン…

トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ1

IL PRANZO DA THOMAS & IVANAお土産の日本酒抜きでは、もはやペルージャに帰ることはできない。日本人よりも日本酒を愛するトーマスとイヴァナがいるからである。そんなわけでペルージャ到着の翌日、早速イヴァナに電話をした。「日本酒持ってきたんだけど、…

夏はやっぱり生ハムとメロン

「帰ってきたらまず何が食べたい?」友人のアンドレアにそう聞かれて「うーん、年中無休で外せないのはブレサオラ。あと夏だからやっぱり生ハムとメロン!これでもかっていうくらい食べたい!」期待を裏切らない男である。わたくしを待っていたのは、前もっ…

サラダはいつ食べる?

ニッポンのイタリアンはレヴェルが高い。ちょっと高いのが玉に瑕だが、ニッポン在住イタリア人も味については認めているらしい。しかしどんなにイタリアンがニッポンで流行っても、一般化されても、OLがランチで1000円パスタランチを食べる時代になっても…

ニンニクのあり方

イタリアへ来てまず思ったことは、日本とイタリアにおける「ニンニクの使い方」の相違である。ご存知ニンニクというのは、細かく切れば切るほどその香りが増す。ニンニクを効かせたいときは微塵切り、ほんわか優しい味にしたいときは欠片のまま使用する。当…

皆で食べるご飯

イタリア人は大勢でご飯を食べるのが、大好きである。ニッポンの場合、ひとつのテーブルを何十人もの人間が一緒に囲む、というシーンを今どき冠婚葬祭以外で見ることは難しい。イタリアの場合、特に田舎の家では必ず長い長いテーブルが、まるでその家の主で…

神様に謝れ!事件

VAI A CHIEDERE SCUSA A DIO!! インターネットで何気なくレシピを見ていたら(日本語で)、ふととんでもないものを発見した。「フレッシュトマト、ツナ、バジル、アンチョビー、カッテージチーズのパスタ」どうやらニッポンでTV放映されたばかりの、とある…

イタリアで作る和食「和風ハンバーグ」

LA PALPETTA GIAPPONESE ALLA WAFU IN ITALIA 今日は、イタリアで作って大、大、大好評だった和食メニューをご紹介しよう。(イタリア料理じゃなくてすみません)以前にもイタリア人が好きな和食について書いたことがあったが(id:barmariko:20050522)、わた…