評判のジェラッテリア@ペルージャ

先日のコメント欄でジェラートの話が出たということで、今日はペルージャでわたくしが一番好きなジェラッテリアをご紹介。チェントロの11月4日広場に面した最高のロケーションで、知らない人はいない。その名も「LA FONTE MAGGIORE(ラ・フォンテ・マッジョーレ)」。pescaさんご推薦の大学前のジェラッテリアとはまた別なのだが、どちらもペルージャの超人気店だ。

店先には「YOGURTERIA(ヨーグルテリア)」と看板が出ており、確かにヨーグルトもおいているのだが如何せんジェラートが美味しいということで、ジェラッテリアとして有名である。ちなみにヨーグルテリアとは(これがまた結構イタリアには存在するのだ)、好きなヨーグルトとトッピングを選ぶというなかなか楽しいかつヘルシーな店のこと。個人的にはヨーグルテリアにあるフローズンヨーグルトが、時折むしょうに食べたくなる。




話を戻そう。ラ・フォンテ・マジョーレには常時25種類くらいのジェラートがある。この中から2種類を選ぶ(イタリアのジェラートは2種盛りが普通である)ことがどれほど難しいか。毎度毎度よくこれだけ悩めるなというくらい、わたくしはいつもショーケースの前に立ち尽くす。いや、典型的なA型、優柔不断なわたくしにとってかなりの決断力を要する瞬間である。

2種盛り合わせ、ということはその2種類が混ざる部分があるということだ。この混ざった部分をいかに美味しくできるかが成功へのポイント(←もはや勝負の域)である。つまり、混ぜても美味しい、相性のよい2種を選ぶ必要があるわけだ。そんなことを真剣に考え出している時点で、既にイタリアンジェラートに犯されているのだろう。しかも散々悩んだ挙句、選ぶのはいつも同じようなものばかり。人生は大きく右へ左へとそれているというのに、ジェラートの選択に限っては平凡の枠を出られないのである。

やっぱり外せないのがチョコレート系。通常タイプから、チョコチップ入りのもの、チョコレートムース・・・とチョコレートだけでバリエーションは豊富である。チョコレート系を選んだら、もう1種は大抵バナナかピスタチオ、もしくは生クリーム。ただしこの濃厚コンビで攻めることができるのは、やっぱりお腹に余裕があるときだけで、さすがに夕飯の直後や飲んだ後はさっぱり派へと流れてしまう。そう、レモンやメロン等のシャーベットの登場である。この場合合わせるのはヨーグルトもしくはラッテ(牛乳)。何でいつもこんな普通なセレクトしかできないのか・・・情けなや。

※ちなみに。冬のお勧め、ラ・フォンテ・マジョーレのチョコラータ・カルダ(=ホットチョコレート)も是非お試しください。たっぷりの生クリームが盛られた濃厚でトロトロ感たっぷりのチョコラータ・カルダは芯から体を温めてくれます。