2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

イタリア・バール上級編〜カフェ・ドルツォ

CAFFE' D'ORZO AL BARどんなにイタリアン・バールがニッポンで人気を博しても、セガフレッドが日本全国に進出しても、絶対に上陸しないと思われるのが「CAFFE' D'ORZO(カフェ・ドルツォ)」である。「オルツォ」というのは「麦」のこと。つまり、麦で出来た…

Tバックは当たり前?

LE MUTANDINEイタリアはTバック王国である。イタリアは、というと語弊があるかもしれない。アジアが控えめなだけで、ヨーロッパや南米では当たり前なのかもしれない。イタリアのどの街にも必ずある下着ブランド「INTIMISSIMI(インティミッスィミ)」の店頭…

漢字ってそんなにいいの?

KANJI è COSI BELLO? 予想以上に「外国で見た漢字」について盛り上がったので(5/25のコメント枠にて)今回はその勢いでイタリアにおける「漢字」について書いてみる。ダウンタウンでカメリエラとして働いているとき、客からの質問で本当に多かったのは「フ…

刺青職人のマッシモ

UN AMICO ITALIANO CHE FA I TATUAGGI写真はバール・アルベルトの重要顧客の一人、マッシモ、29歳のイタリア人である。出身は南イタリアのプーリア州レッチェという港町である。(そう、あの教会工事のおじさんたちと同郷である)左はマッシモの彼女でドイツ…

日本人?韓国人?それとも中国人?

SEI GIAPPONESE? COREANA? O CINESE?至って当たり前のことだと思うが、西洋人からすると我々東洋人はみな同じに見える。東洋人同士での多少の肌の色の違い、目の色の違いなど、西洋人からすれば無いも等しい。「みんな同じに見えて誰がニッポンジンで誰が中…

イタリア人が好きな和食

LA CUCINA GIAPPONESE CHE AGLI ITALIANI PIACEイタリア人は和食を食べるのか?基本的にイタリア人は食に関してとても保守的であるから、味見すら拒否することもある。ミラノやローマの大都会ならともかくペルージャのような地方都市には和食屋など存在しな…

ある夏の日のヒッタクリ事件Ⅱ〜防犯カメラがあったって?

LO SCIPPO DEL GIORNO DELL'ESTATE Ⅱ!" "c'è una videocamera antifurto sopra il tabaccaio!" まずはこちら5/20パートⅠをお読みください→http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050520/ その後警察へ行ったのだが、まず病院へ回された。腕のアザと、もしかした…

ある夏の日のヒッタクリ事件Ⅰ

LO SCIPPO DEL GIORNO DELL'ESTATE Ⅰ!"イタリアといえばスリ多発国、ローマのテルミニ駅に着いたら駆け寄ってくるジプシーたちにはくれぐれも気を付けて、とはよく言われることだ。そしてその獲物の多くがニッポンジンであるということも。実際ローマ大使館…

サラダ感覚の冷製パスタ

LA PASTA FREDDA初夏を感じる暑さは日に日に増し、冷たいパスタを食卓から外すわけにはいかなくなってきた。「冷製パスタ」などというと意味もなくこ洒落たイメージが沸き起こるかもしれないが、イタリアでは夏になるとランチにもディナーにもそれこそサラダ…

紫外線いらしゃい。

BENVENUTI I RAGGI ULTRAVIOLETTI!この時期ニッポンでは日傘や帽子(今年も黒が流行っているのだろうか)、体中に塗ったUVケアクリームで紫外線防止に忙しい女性でいっぱいである。わたくしの友人達の中には年齢的に第一子が誕生されたひとも多く、彼女たち…

え、何おろしてるの?

CHE COSA STA GRATTUGIANDO?イタリアはチーズの国であるから、当然「チーズ用おろし金」はどの家庭にもある調理道具である。例えばイタリアの食器・調理道具ブランド「アレッシ」からもデザイン・質ともに優れたものが生み出されているが、写真のような四角…

滞在許可証の行方Ⅱ

COME SI PUO AVERE IL PERMESSO DI SOGGIORNO Ⅱ 前号はこちら→http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050513/ あるコックさん修行のニッポンジンの方から聞いた話。「去年1年間はトスカーナにある私立学校で入学手続きしたの。ここは1か月分の学費で1年間分の滞…

滞在許可証の行方Ⅰ

COME SI PUO AVERE IL PERMESSO DI SOGGIORNOⅠイタリアで働きたい、イタリアに残りたい、でも滞在許可証がない・・・この問題は恐らく海外に居住する多くの外国人の共通問題だろう。イタリアに滞在するニッポンジンに関して言えば、滞在許可証が切れても滞在…

インゲン豆とレモンのサラダ

L'INSALATA DI FAGIOLI AL LIMONE 新鮮なインゲン豆がたくさん手に入ったら絶対作るのがこのサラダである。レモンが利いた初夏にぴったりの爽やかな一皿だ。お肉のグリルの付け合せとして食べてもよいし、暑い昼下がりにこのサラダとパン、ハム、チーズ、そ…

氷を作ろう

FACCIAMO I GHIACCI CON LA BUSTA イタリアの田舎のバールで働くときの必須業務が「氷作り」である。都会の大きなバールでは当然製氷機もあるだろうが、ペルージャのこじんまりしたバールでは氷は必ず手作りなのだ。というのも基本的にイタリア人は飲み物に…

エスプレッソなしでは・・・

SE NON C'E ESPRESSO.. ある日の午後、親友アンドレアの家でイタリア語の作文を添削してもらっていたのだが、わたくしはあまりの眠さについつい欠伸をしてしまった。「あれ、眠いの?カフェ(エスプレッソ)飲む?」「あ、お願い!!」とアンドレアは早速わ…

ナオミ・ジュースィー 

CARA NAOMY GIUSY わたくしの美しい美しいお友達、それがナオミ・ジュースィーだ。(写真左、彼氏のマッテオと一緒に)ナオミは日本名、ジュースィーはイタリア名、そう彼女はハーフである。お母さんが日本人、お父さんがイタリア人なのだ。「ナオミ知ってる…

イタリア人バス運転手が日本風に運転したら?

SE L'AUTISTA ITALANA GUIDA CON IL MODO GIAPPONESE? 突如浮かんだ妄想。ニッポンのバス運転手は都バスであれ東急バスであれ、まるでバスガイドさんのように流暢に車内アナウンスをする。「本日は雨が降っております。お降りの際は傘を・・・」「右へ大きく…

マッシュルームとプチトマトの爽やかリゾット

IL RISOTTO CON I FUNGHI E I POMODORINI リゾットが難しいと思っている方は多いだろう。イタリアへ来る前わたくしもそうだった。パスタ以上に特別な料理のような気がしていたし、イタリアンを食べる機会があったら迷わずリゾットを選んだりしていた。しかし…

赤インゲン豆とパンチェッタのオレキエッテ・ローズマリー風味

LE ORECHIETTE CON I FAGIOLI ROSSI E LA PANCETTA AL ROSMALINO 以前もちらっと紹介したことがあるこのパスタ、写真を撮ったので改めてご紹介しよう。このレシピは南イタリアのプーリア州郷土料理である。教えてくれたのは勿論プーリア州出身の友人アンドレ…

トイレに油を流すのか?

SI BUTTA L'OLIO IN BAGNO? イタリアにきて、トイレに使用済みの油を流すイタリア人にたくさん出会った。一番最初にその衝撃的なシーンを見たのは、実はイタリア人ではなくポルトガル人の知人アンナの家でだった。料理好きできれい好きで家庭仕事をやらせた…

パブで学ぶイタリア語

SI IMPARA L'ITALIANO AL PUB ペルージャ外国人大学のすぐ脇にあるパブ「ダウンタウン」、わたくしはここでずっとアルバイトをしていた。(一番右に立っているのがオーナーのステファノ)ペルージャに到着して4ヶ月目に働き始めたわけで、そのときのわたくし…

魚の食べ方イタリア編 

COME SI MANGIA IL PESCE IN ITALIA 海に囲まれたイタリア、当然ながら皆魚が大好きである。ただやはり魚は肉に比べて値段も高く、更にここペルージャなど海のない地域では、スーパーはおろか市場でも魚が仕入れられてくるのは火曜日と金曜日の週2回だけ。従…