クレープにはまるアンドレア

ANDREA SI E' INTERESSATO A CREPE アンドレアがクレープにすっかり心を奪われている。そもそもの始まりはこんな感じだったらしい。ある日ペルージャ駅でバスを待つ間、駅前にある「UPIM」という生活雑貨屋へ足をのばした。そこの本売り場で、料理好きなアン…

イヴァナのキッチン訪問

LA CUCINA D'IVANAわたくしの大事なお友達のひとり、イヴァナはあのトーマスの奥さんである。トーマスはドイツ人、イヴァナは北イタリアはヴェネト州の出身だ。彼らがどんなに食べること、飲むことに情熱を注いでいるか、その様子を知りたい方は是非この3つ…

イタリア人が好きな和食

LA CUCINA GIAPPONESE CHE AGLI ITALIANI PIACEイタリア人は和食を食べるのか?基本的にイタリア人は食に関してとても保守的であるから、味見すら拒否することもある。ミラノやローマの大都会ならともかくペルージャのような地方都市には和食屋など存在しな…

え、何おろしてるの?

CHE COSA STA GRATTUGIANDO?イタリアはチーズの国であるから、当然「チーズ用おろし金」はどの家庭にもある調理道具である。例えばイタリアの食器・調理道具ブランド「アレッシ」からもデザイン・質ともに優れたものが生み出されているが、写真のような四角…

魚の食べ方イタリア編 

COME SI MANGIA IL PESCE IN ITALIA 海に囲まれたイタリア、当然ながら皆魚が大好きである。ただやはり魚は肉に比べて値段も高く、更にここペルージャなど海のない地域では、スーパーはおろか市場でも魚が仕入れられてくるのは火曜日と金曜日の週2回だけ。従…

ソルベットの季節

LA STAGIONE DEL SORBETTO ソルベットをご存知か?イタリア語でいう「シャーベット」である。写真で友人アンドレアが手にしているのがイタリアで最もポピュラーなレモンのソルベットだ。イタリア人はソルベットをおやつとしてよりも、ご飯の後の口直し的なデ…

トーマスの家でワイン三昧

UN SACCO DI VINI DA THOMAS これほど招かれて嬉しいディナーはこの世に存在しない。ソムリエでもありフリーのITジャーナリストでもあるドイツ人トーマスと、家具作家イタリア人イヴァナの家は、見るもの全てが楽しく食べるもの全てが美味しく、そして飲むも…

ご馳走様でした。

突然トーマスとイヴァナに夕飯に招かれた。と言っても「何にも特別なものはないのよ。私たちが食べようと思っていた普通の夕飯にマリコを招いただけで、冷蔵庫にあるものだけだから。」とイヴァナは謙遜していた。しかしイヴァナの料理上手はよく分かってい…

ジェラルドのディナー

昨夜突然、アンドレアとジュセッペのもう一人のシェアメイト、ジェラルドから突然のディナー招待をうけた。どうやらジェラルドはもう一人女友達を呼んでいるらしく(どう考えてもこちらがメインだと思われるが)、どうせならみんなで一緒にご飯食べましょう…

モッツァレッラチーズ

白くて弾力がありもっちりしていて、全乳フレッシュチーズの代表選手モッツァレッラは当然イタリア生まれである。ピザを語るにもモッツァレッラは外せないし、もはやイタリア全土で生産され、家庭での食生活に頻繁に登場する。モッツァレッラ・ブッファラと…

ラ・ルムエラで和食ディナー(後編)

2月25日金曜日、イタリアはペルージャで(成り行きで)わたくしのコックデビュー戦は何とか無事終了した。お越しくださったお客様は32名、満員御礼で残念ながら二組ほど空席がないために帰って頂くという状態だった。オーナーのグラウコ、ロベルトともに大満…

アンドレアのパスタとオリーブ・オイル

アンドレアが作る簡単・お手軽・野菜たっぷりパスタは今日も健在である。わたくしが大好きなのは前回ご紹介した「赤インゲン豆とタマネギのオレキエッテ(耳たぶ型のショートパスタ)ローズマリー風味」であるが、シンプルを更に極めた野菜の甘みだけで食べ…

ラ・ルムエラで和食のディナー

それは2週間程前のことだった。ルチャーノとララの店で、カフェ・モルラッキ寿司事件の酷い有り様をぶちまけていると、側で服を選んでいたララの親友ニコリーナがわたくしに言った。「ねえ、それならうちのオステリアで日本食ディナーをやってくれない?大丈…

ラーメンとイタリア人

今日のペルージャは昼から突然の雪に見舞われて交通網は完全にストップ、街中で一方通行や通行止めが見られる。こんな寒い日に恋しくなるのはニッポンのラーメンだ。インスタント・ラーメンではない、ラーメン屋が作る本物のラーメンである。ここペルージャ…

イタリア式朝ご飯

今更ながら、であるがイタリアの朝ご飯について語ってみたい。「カフェ・ラッテもしくはカプチーノとお菓子」これが伝統的朝ご飯である。イタリア人でもエスプレッソを飲まないひともいるし、カフェインアレルギーのひともいるから全員がそうとは全くもって…

カフェ・モルラッキで寿司(二度とやらない)後編

調子に乗り出したコックは続いて海苔巻きにとりかかる。その作品をとくとご覧頂こう。写真の太巻きがそれである。マキスを使わずに、寿司を作るためだけに生まれてきたというその神の手だけで巻いた、ブツである。わたくしは泣きそうになった。(あ、これを…

カフェ・モルラッキで寿司(二度とやらない)前編

ペルージャのチェントロにあるカフェ・モルラッキ。ここはペルージャで唯一イタリア人にも外国人にも安定した人気を持続している、カフェ・バールである。ペルージャ大学文学部の目の前、駅やペルージャ郊外に向かうバスの発着所に面しているせいもあり朝昼…

トーマスの家で日本食

全くトーマスの家は素晴らしい。日本食を愛するトーマスと奥さんのイヴァナ。箸は勿論のこと和食器、醤油さし、丼まで揃っている。そしてソムリエであるトーマスの家では当然の、数々のワインやグラッパ、リキュール。貯蔵庫には一体何本の秘蔵ワインが眠っ…

アンドレアの食卓。

美味い。 初めてアンドレアが作るご飯を食べたのは、1年半前くらいだっただろうか。アンドレアの家に夕飯に呼ばれて、雨の降る中、友人と一緒にテクテクとペルージャの街を歩くこと30分。彼の家はわたくしの家からチェントロ(中心地)をはさんで反対側にあ…