バール

アレッハンドロさんの行き付けバール

わたくしの大切な親友の一人、アレッハンドロを忘れてはならない。日系ペルー人で日本人の両親を持つ彼は、現在64歳でアメリカ人の奥さんスーザンとイタリアで年金暮らしである。アレッハンドロさんと出会ったのは、2003年9月にペルージャ外国人大学が主催し…

ルム・エ・ペラで乾杯!

ニッポンにいた頃、ラム酒と言われてもピンとこなかった。あくまでお菓子を焼く時に風味漬けとして一滴たらすもの、くらいのイメージしか持っていなかった。それがここイタリアではバールやパブで非常によく飲まれる、ごく当たり前のアルコールである。わた…

ついに。

朗報である。ついにバール・アルベルトのカフェ・マシーン、プレスが完全にいかれていたあのポンコツマシーンが新しくなったのである。来る日も来る日も客から馬鹿にされ、イタリアで一番カフェが不味いと言われながらもあの重い腰をなかなか上げなかったア…

ペルージャ曰くつきのバールたち。

色々書かせて頂きましたカフェ・モルラッキ、バール・フランコ、バール・アルベルト。実際ビジュアルはどうなのか、ここで写真公開と参りましょう。気分転換にどうぞ。(foto by ain_ed) ●カフェ・モルラッキhttp://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050204(カ…

イタリア式朝ご飯

今更ながら、であるがイタリアの朝ご飯について語ってみたい。「カフェ・ラッテもしくはカプチーノとお菓子」これが伝統的朝ご飯である。イタリア人でもエスプレッソを飲まないひともいるし、カフェインアレルギーのひともいるから全員がそうとは全くもって…

バール・フランコ

わたくしの家はペルージャ外国人大学の真裏にある。大学主催の音楽会があるときは、その音色が家の中にいてもよく聴こえる、それくらい近い。そして更に大学の目の前にあるのがバール・フランコ。その名のとおりオーナーはフランコさんである。彼はわたくし…

カフェ・モルラッキで寿司(二度とやらない)後編

調子に乗り出したコックは続いて海苔巻きにとりかかる。その作品をとくとご覧頂こう。写真の太巻きがそれである。マキスを使わずに、寿司を作るためだけに生まれてきたというその神の手だけで巻いた、ブツである。わたくしは泣きそうになった。(あ、これを…

カフェ・モルラッキで寿司(二度とやらない)前編

ペルージャのチェントロにあるカフェ・モルラッキ。ここはペルージャで唯一イタリア人にも外国人にも安定した人気を持続している、カフェ・バールである。ペルージャ大学文学部の目の前、駅やペルージャ郊外に向かうバスの発着所に面しているせいもあり朝昼…

バール・アルベルトの人々2

バール・アルベルトのことを書く度に、反響が大きすぎて笑ってしまう。「ねー、話誇張してない?」「アルベルトさんて実在するの?」 200%真実で描かれる人たちは全て実在し、スーパーフィクションである。想像の域を超えたその仕事ぶりは創造できるもので…

バール・アルベルトの現状報告

全くこんないい加減なバールはみたことがない。オーナーのマッチョなアルベルトさんは善を絵に描いたような素晴らしい人柄の持ち主だが、自分のバールに全く興味がない。スポーツ、カヌー教室、大好きなバイクと車で頭はいっぱい、バール経営には微塵もパワ…

バール・アルベルトの人々1

駄目男の吹きだまり。ガリバルディ通りにあるバール・アルベルトは面白くて目が離せない。去年の夏ここでカメリエラ兼バリスタとして働いたのだが、毎日笑いをこらえるのが大変だった。 まずオーナーのアルベルト、超マッチョな男46歳。ペルージャ近郊の湖で…