見つけた、ベン・リュー

barmariko2005-09-19

ECCOLO!BEN RYE'!
つい先日、夏のバカンスでペルージャのトーマス家で飲んだパッスィート・ワイン。南イタリアシチリアのあのドンナ・フガータ社が世に贈る「BEN RYE'(ベン・リュー)」を、発見した!ニッポンでも購入できるとは、何と言う幸せ!!こういうパッスィートは、やはり人がたくさん集まるときに披露するに限る。基本的にデザートワインであるから、一人でたくさん飲むものではない。食事の締めに、とはいえ食事中のワインに負けないくらい高尚な味わいでもって、最後までドカーンと客人を驚かせ、滅多打ちにするには丁度良い、どんぴしゃなパッスィートである。

ここで買える!
<ワイン販売店cantina vinovinoから抜粋>
http://www.rakuten.co.jp/cantinavinovino/563757/564517/566602/
世界3大デザートワインに匹敵するといわれるデザートワイン。丹念に陰干しを繰り返して造られる希少品。香りは凝縮していて、アプリコット、桃、杏、蜂蜜、ハーブやミネラルの香りが印象的です。味わいはとても複雑で、余韻はいつまでも続きます。エスプレッソ誌2004年度版16.5点。

しかもあの味わいからして、もっともっと高いお値段を想像していただけに、あら?7000円で買えちゃうの?とかなり嬉しい。何かのお祝いとか、ちょっと特別なときとかにぴったりである。ただし一つ惜しいのは、わたくしがトーマスの家で飲んだベン・リューは2001年ものだが、このニッポンで購入できるものは2002年タイプであるということだ。若干味わいに違いはあるだろう。

ベン・リューを初めて飲んだときの感動はこちら。是非お読みください。(id:barmariko:20050827)相当な甘みを感じるパッスィートは、間違っても食事中に飲むものではない。限りなく、食後に飲むデザート・ワインに位置づけされる。散々飲んで食べた後、「何か甘いもので締めようか?」と出てくるのが、このパッスィートである。ああ、何とかしてもう一度飲みたい!あの衝撃をもう一度!

一口含んだときに感じるアプリコットの香りには・・・滅多打ちにされるであろう。さらにピーチ、ハチミツをはっきりと感じることができる。こんなワインがあってよいのか?デザート・ワインとはいえ、この複雑な味わいは、ただ「甘い」だけではすまされない、奥の深さがあるのだ。

前回も書いたが、このベン・リューはハード系のチーズ、例えばパルミジャーノ・レッジャーノやペコリーノなどと、とても良く合う。ベン・リューの甘さに複雑味が増すのである。もし機会があったら是非一度お試しください!