トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ1

barmariko2005-08-25

IL PRANZO DA THOMAS & IVANA

お土産の日本酒抜きでは、もはやペルージャに帰ることはできない。日本人よりも日本酒を愛するトーマスとイヴァナがいるからである。そんなわけでペルージャ到着の翌日、早速イヴァナに電話をした。「日本酒持ってきたんだけど、いつなら家にいる?」「帰ってきたの〜!?もう、びっくりするじゃないの!ご飯を食べにいらっしゃいよ、何にもないけど庭で食べると気持ちいいわよ、今の季節なら。トーマスは今仕事でドイツにいるんだけど明日の夜には帰ってくるの。」

おおお。また美味しいご飯と究極のワインにありつける。勿論それだから電話をしたわけじゃないが、彼らにご飯に呼ばれたら、その時点でどうしても最低限の期待をしてしまうってもんである。
今までのトーマス&イヴァナ関連のお話はこちら。
id:barmariko:20050103「トーマスの誕生日」
id:barmariko:20050131「トーマスの家で日本食
id:barmariko:20050422「トーマスの家でワイン三昧」
id:barmariko:20050603「イヴァナのキッチン訪問」
今回はサンサンと太陽が照る中、彼らの家の前にある小さな庭にテーブルを出し、外でのランチとなった。8月真夏の午後13時に、いくら木陰でとはいえ外でランチというのは東京では考えられないことである。それだけでも今回、いいようのないバカンス気分を味わえて心が癒されるのが分かる。非現実性。大事な要素だ。

家に到着するとイヴァナがキッチンで汗をかきながら格闘中だった。「まだ全然用意ができていないのよ〜、ちょっと皆で先にお喋りでもしてて」4ヶ月ぶりの再会は、こんな風にいとも自然に、まるで昨日の今日で出会ったかのようだった。ふと彼女の手元を見ると大きなメロン。あ、もしかして、いや絶対、くるぞ・・・愛しの「生ハムとメロン」が。バカンス中、既に3度目である。とはいえガーデンランチで食べる瑞々しいメロンが、一番旨いに決まっている。蒸し蒸しはしないが、それでも真夏の午後、一日で一番暑い時間帯だ。ジューシーな旬のメロンを生ハムと一緒にガブッとやるのは至福のときである。

ところでこの日のメンバーは、トーマスとイヴァナ、イヴァナの友人マウリッツィオ、そしてお馴染みアンドレアの5人だった。全員が大の和食好き、日本酒好きそしてワイン好きである。そしてイヴァナご飯の大ファンなのである。わたくしたちは、イヴァナの準備が整うまで、庭でお喋りをして過ごした。庭といっても、玄関の横にある前庭のことである。山間に面した眺めの良い裏庭もあるのだが、こちらはキッチンから遠くなってしまい料理がなかなか運べないし準備も後片付けも大変なので、やはり前庭で食べることにしたのだ。この前庭はキッチンが面しているので、窓越しにお皿やご飯を受け取れる。空いたお皿も全部、この窓辺に置くだけでよいのだ。

さあ、準備が整った。ランチが始まる。