オレンジとニンジンのバルサミコ酢サラダ

barmariko2006-02-02


INSALATA DI CAROTA ED ARANCIO

これって、好き嫌いがあるかもしれない。おかずにフルーツが入るのって苦手・・・という方いらっしゃるに違いない。例えば酢豚のパイナップル、わたくしも嫌いである。しかしながら、サラダに入れるフルーツに関して言えば、わたくし大好きなのである。イタリアのニンジンは甘くて香りがとってもいい。そこに生オレンジの絞り汁と実をたっぷり加えて、バルサミコ酢で和えるのだ。白ワインやスプマンテに合う、フレッシュな爽やかサラダが出来るに決まっている。

そもそも白ワイン自体、柑橘系の香りがしたり(例えばグレープフルーツやレモン)、ハチミツなどの甘い芳香がしたり、と奥深いものなのである。そこにグレープフルーツやオレンジの入ったサラダを合わせて、駄目なわけがない。いや、断然美味しいのである!ルッコラだけのシンプルサラダに、グレープフルーツの剥き身を加え、バルサミコとオリーブオイル、塩だけでシンプルに食べてみたら・・・新境地である。

イタリアのニンジンは甘い!オレンジも然り!ということで今日はこの2つを使った超爽やかフレッシュサラダと、いつもの(ほんと、しつこくてすみません。でも好きなので)白インゲン豆のレモン風味マリネを、前菜として作ってみた。今回はこのマリネに大好きなルッコラをたっぷり加えて、サラダ風に。

そもそもイタリア料理において、オレンジやグレープフルーツというのは、なかなか便利な存在である。豚肉や鴨肉とあわせれば、立派なオレンジ煮込みが出来る。オリーブの実やカルチョーフィの横に添えれば、おしゃれな前菜盛り合わせにもなる。いつだったか友人トーマスの家のディナーに招待されたときのことだ。自家製オリーブ、チコリの葉、オレンジの剥き身を白い皿に並べ、すーっとバルサミコ酢をかけただけの、スーパーシンプルな即席前菜盛り合わせを作ってくれた。真っ赤なバルサミコ酢が、白いお皿に映えて美しかっただけでなく、予想以上にオレンジとバルサミコ酢のコラボレーションが美味しかったのを覚えている。柑橘系とバルサミコ酢は相性がよいのだ。そして。白ワインやシャンパン、スプマンテにぴったりのお供へと変貌と遂げるのだ。

オレンジとニンジンのバルサミコ酢サラダ
材料2人分:オレンジ1個、ニンジン1本、バルサミコ酢、オリーブオイル大さじ1、塩

  1. ニンジンは千切りにする。(チーズおろしがあれば、是非使おう。便利であるし、細さが丁度よい)
  2. オレンジは皮を剥いて一口サイズにカットする。残った皮は捨てずに、絞って果汁をとっておく。
  3. ボウルに1のニンジンと2のオレンジと果汁を入れ、オリーブオイルとバルサミコ酢、を加えてよく和える。
  4. 塩を加えて味を調節する。(バルサミコ酢の量は好みなので、ここで何度も味見をして、足りないようなら思い切って足しましょう)
  5. 冷蔵粉へ入れて最低1時間、味をなじませて出来上がり!

わたくしは無類のバルサミコ酢好きなので、ええと思うくらいたっぷり加えるのが常なのだが、これは好みの問題であるから、最初は少しずつ足していくほうがよいかもしれない。