ボローニャってデカイ!

barmariko2006-01-27

CHE GRANDE!!BOLOGNA....

ある日、北イタリアのボルツァーノに住む親友YUKIKOさんと待ち合わせをした。久しく会っていない友達に、どうしても会いたくなってしまったのである。とはいえボルツァーノは北イタリアというよりも、目の前がすぐオーストリアという、ペルージャから見れば遥か彼方の街なのだ。電車でガタゴト出かければ片道7時間以上のコースである。というわけで。わたくしたち2人は、ペルージャボルツァーノのちょうど中間地点、エミリア・ロマーニャ州きっての美食の街といわれるボローニャで待ち合わせることにした。電車で片道3時間半なら、頑張って日帰りコースになりうるだろう。

「13時くらいに待ち合わせて、リストランテでランチしよう♪でもってお茶して、街を歩いて、18時半ボローニャ発の電車に乗れば、22時にはそれぞれの街へ帰れるね!」思い返せば超ニッポンジン的な、まさに”日帰り旅行”のノリである。


行ってみて驚いた。デカイ。ボローニャってデカイ。実はわたくし、5年ほど前にローマで2ヶ月の短期留学をしたことがある。その際にボローニャへも足を延ばし、一泊しているはずなのだが、そのとき住んでいたのはローマ。イタリアの首都。ボローニャに行ってビビるわけもなく、「地方の美しい古都」「アカデミックな街」と余裕の散策を楽しんだ。しかし今回これだけボローニャにビビっているってことは・・・つまりペルージャの規模に慣れすぎてしまったということか。

街を歩いていても完全にお上りさん状態である。「YUKIKOちゃん、すごいよ〜お店がいっぱいあるよ〜。バールもきれいだよ〜。道路が広い〜!」ボローニャは人口90万人都市、ペルージャはたったの15万人都市であるから、その差は歴然。ペルージャのチェントロ(中心地)は、恐らくわたくしの実家、横浜市青葉区あざみ野3丁目くらいの広さである。

チェントロのピアッツァ(広場)に向かう商店街に、わたくしたちはある店を発見した。その名も「エル・フリット」、揚げ物屋さんである。小さな店で中はたったの5席ほど、つまりテイクアウト主体ということだ。メニューを見れば、肉詰めオリーブのフリットカルチョーフィフリット、パンツァロッティ(ピザ生地の中に具を詰めて揚げたもの。見た目は巨大な揚げ餃子である)など、イタリアの美味しいフリットが並ぶ。そして最後に見たのは「TEMPURA」え、天ぷら?

ボローニャさんよ、アンタの勝ちだよ。ペルージャは外国人だけは多いがまだまだ閉鎖的で、天ぷらなんて文字、街中探したって見つからない。