お酒バトン

id:Kaffeepauseさんから回ってきました、お酒バトン。このようなものに参加するのは初めてでございますが、「酒」とあって避け(酒)ないわけにはいきません。←サムすぎる。ということでイタリアでの秘められた失敗談を公開しようではありませんか。いや、大したものじゃありませんが、くれぐれも現場目撃情報などお寄せくださいませんように。(特にid:ain_edさん)

1.あなたの好きなお酒は、なぁに?
そりゃもう、何てったって「ワイン」である。赤も白も、ロゼもスプマンテも、デザートワインもパッスィートも、ぜーんぶ大好きである。そして勿論イタリアワインびいき。但し、ワインの細かい知識は全くなし。

勿論ワイン以外でも好きなものはたくさんある。ていうか基本的に酒好き。一時期ウイスキーやバーボンにはまったが、身の危険を感じて脱退。ちなみにニッポンで飲みに行くといえば焼酎か日本酒だな。(勿論最初の1杯目ビールは外せない、サラリーマンだもん)

イタリアでワイン以外に飲むものはこんな感じ。
ベルギーの白ビールヒューガルデン(必ずレモンスライスを添える)」、イタリアの食前酒「ネグローニ」。これ本当に旨いのだ、ネグローニ。但し食前酒のくせに「マルティニ・ロッソ+ジン+カンパリ(1:1:1)」という恐るべしアルコール度と苦味が、万人向きではないかもしれない。また、ネグローニのジンの代わりにプロセッコを加えた「ネグローニ・スバリャータ」という食前酒もあり、これも最高!!あ、シンプルに「マルティニ・ビアンコ」、これも外せない。わたくしの決まった飲み方は、氷2つ+レモンスライス。
食後酒としては、モンテ・ネーグロやミルトなどのアマーロ(薬草酒)が大好物であきることがない。こちらは氷厳禁、そのままでチビチビ、である。あ、忘れてた。「アマレット・ディ・サローノ」これもお気に入り、アンズのリキュール。

ていうかたくさんありすぎて、書ききれない・・・

2.酔っ払うとどうなってしまうの?
酔っ払う度合いによる・・・
3.一晩で呑んだ量と、費やした金額は?
覚えてません・・・でもそんなザルではないので、ワインならボトル1本が限界。日本酒なら4合、ウイスキーなら4,5杯で潰れてしまうし。従いまして費やす金額も・・・そんな法外なものではございません。あ、酔っ払った勢いで、マイボトルを景気よくみんなに飲ませてしまい、一晩で結構なお金が飛んだことが(涙)

4.呑んだくれて良かったなぁ〜と思うことは?
ありません・・・呑んだくれちゃったときは、わたくし次の日必ず二日酔いなんである。毎回後悔の嵐。

5.お酒の席での失敗談はある? 差し支えなかったら笑える失敗談と笑えない失敗談を聞かせて!
わたくしの場合、酔っ払い方はその日の体調が物すごく関わってくるようだ。こんなこれっぽっちで?と思うような量で、記憶が飛んだことが2回ほどあったりして(涙)眠いとき、疲れてるときは、大人しく家でじっとしているべきである。しかし・・・ペルージャのせいだ。パブやバールが家から徒歩圏内なのだから。東京なら絶対こんなことは・・・!いや、あるかも。

イタリア到着3ヵ月目にして、近所のパブ「ダウンタウン」で友達にジェイムソンを飲まされ・・・たったの2杯で昇天。いやその前にサングリアを1杯飲んでたのだが、それにしたって、こんな微量で。わたくしにジェイムソンを飲ませたイタリア人とイギリス人の友達も、まさかわたくしが飛ぶとは思っていなかったようだ。しかもわたくしは、酔っ払っても顔色が変わらない為、なかなか気づいてもらえない。なぜ彼らが気づいたかというと・・・「クリスティアン、わたし明日出発するから」「は?どこへ?」「決まってんじゃん、日本だよ」「・・・いつ?」「だから明日だってば」「いつ決めたの?」「明日」「明日はまだこないでしょ、昨日じゃないの?」「明日」「どうして出発するの?」「日本が呼んでる」

周りにいたわたくしのお友達は大笑い。カウンターで飲んでた為、ダウンタウンのオーナーがわたくしたちに「何?どうしたの?マリコ酔っ払ってるの?」と面白半分で加わってくる。そこへ出たわたくしの異様な発言。「わたし、世界を愛してるの。」「・・・は?」「皆を愛してる。あなたも、あなたも、そちらのあなたも!」(わたくしは一言も覚えていない。全て翌日、周りにいた友達と店のオーナーから聞いただけである)

この名言?と意味不明なキャラがダウンタウンのオーナーに気に入られ、翌週からカメリエラとして店を手伝うことになったのである。どうやって家まで帰ったのかも記憶にないが、そもそもイタリア語でそのような発言をしていたことが奇跡である。暫くの間、店でもネタとして使われ続けたのは言うまでもないが。

さて、お次も記憶がない編。舞台は同じ、ダウンタウン。ていうか酔っ払うときはいつもここだ。家から近いし、ここのオーナーのフィアンセと一緒に住んでるわたくしにとって、何かが起こっても無事マイ・ベッドに到達できる自信があるからだ。前回と違うのは、酔っ払った勢いでイタリア語を放棄し、何故か日本語だけでイタリア人と意思疎通を試みていた点である。(勿論覚えていない)

その日は大学の試験最終日で、わたくしは2晩徹夜状態であった。試験が無事終わり、わたくしの頭の中には「酒」の文字が1万個くらい並んでいた。そしてその夜だけは、イタリア語とオサラバしたかったのである。もうイタリア語なんて聞きたくもない、試験疲れでわたくしはとにかく日本語が喋りたかった。

というわけでダウンタウンに集まった日本人学生4人。わたくしは、恥ずかしいかな(人生で最短記録である)、グラスワイン3杯で完全に昇天した。またいつものごとく、顔色が変わらないため最初は誰も気づかない。しかしそのうちわたくしが繰り返し繰り返し同じネタと質問を繰り返すの見て、誰もがはっきりと認識する。「コイツ、酔っ払ってる」

お会計時にそのままレジを通過しようとするわたくし。オーナーに(当時わたくしはもうカメリエラとして1年以上働いていた)「ツケにして」「・・・?」「だからツケ!」「Cosa vuoi dire? (何だって?)」「TSUKE!!!」お金も持っていたにも関わらず、なぜツケにしたかったのか、今考えてもさっぱり分からない。わたくしの意図したことは何だったのか?ニッポンジンをなめるなよ、と言いたかったのだろうか、試験終了日に。

なぜあれほど威勢が良かったのか全く分からないが、翌日シェアメイトのロセッラ(ダウンタウンのオーナーのフィアンセ)に「ねえ、わたしたち昨日お金払った?」と聞いたとき、わたくしが耳にした答えは想像を超えるものだった。「払ってないよ。TSUKEにしてたよ」「・・・どこでそんな言葉覚えたの?ロセッラ?」「あんた、昨夜100万回くらい叫んでたじゃん、TSUKEって。」何で、どうしてあれほどまでに、お会計を拒んだのだろう。

以上。(これ以上のネタは危険なのでわたくしの胸にとめておきます)

6.次にバトンを回す 呑んだくれさん
ここはやっぱり呑み助なid:phmさん、id:monikuraさん、それからお酒が大好き?で実はネタがありそうなid:cipolinaさんにお願いしちゃおうかな。