赤い前菜盛り合わせ 

barmariko2005-04-17

GLI ANTIPASTI ROSSI
最近ブレサオラ(http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050403)にはまっていると以前書いたが、友人のアンドレアとこのブレサオラを混ぜた前菜盛り合わせを偶然発案した。というより残り物でたまたま出来上がったのが気づけば赤い色ばかりだっただけのことなのだが。

赤い前菜盛り合わせ

  • 干しトマトのオリーブオイル漬けとブレサオラ
  • ゆで卵のスパイシートマトソース添え
  • 赤インゲン豆とツナのレモンサラダ

干しトマトのオリーブオイル漬けはニッポンでも市販されているし、それこそインターネット通販でも購入できる。ブレサオラについては少々難しい。外国食品を扱うスーパーでも見たことがない。北イタリアへ行けば、どのレストランでも前菜として用意されているのがこのブレサオラにパルミジャーノチーズとルッコラを添えたものだが、ニッポンではまだ入手が難しいのだろうか。

次のゆで卵にかけた、スパイシートマトソースはお手軽で尚且つ非常に便利なソースである。以前わたくしアルバイトをしていたパブにメキシコ人の男の子が働いていて、彼が作っていたチリソースがこのレシピのもととなった。ただあれは本当に辛くてニンニクも相当効いているため、わたくしたちは前菜として味をもう少しマイルドに柔らかくしたのだ。作り方を以下に記そう。必要なものはミキサーだけである。

スパイシートマトソース

  1. ホールトマト1缶、ニンニク1かけ、玉ねぎ4分の1個、鷹の爪1本、オリーブオイル、塩、胡椒、パプリカ小さじ1、乾燥オレガノ少々、を全てミキサーにいれる。
  2. 滑らかなソース状になったら出来上がり。

ゆで卵には勿論、薄く焼いたパンにのせて、前菜のブルスケッタとしてもとても美味しい。更にアンドレアはこのソースを鍋に入れて火にかけ(写真左)、グツグツしてきたら洗っていない生の米を加え(ホールトマト1缶に対し米160g、約2人分である)、スパイシートマトリゾットを作ることもある。時々かき混ぜながら米がアルデンテになるまで煮込み、途中水気がなくなる度に水を加えて出来上がり(写真右)。また、このソースはポテトのオーブン焼き(http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050305)にかけたり、それこそフライドポテトに添えたりしても抜群に美味しいのだ。

3番目の赤インゲン豆とツナのレモンサラダは、さっぱりとした生レモン汁が味の決め手となる。

赤インゲン豆とツナのサラダ

  1. ツナ1缶、玉ねぎ4分の1個みじん切り、レモン汁2分の1個分、塩、胡椒、オリーブオイルをよく混ぜる。
  2. 1に赤インゲン豆(水煮缶があれば水を切るだけでよい。乾燥ものなら一晩水で戻し、茹でる)、プチトマト適量、みじん切りにしたニンジン2分の1本、ルッコラ(もしくはレタス)を加え、和える。味が足りないようなら塩、オリーブオイルを加える。

こんな風に思いつきで盛り合わせた前菜に、カリっと焼いたパン、キュっと冷やした白ワインを合わせるだけの晩御飯は、気持ちをなんとなく豊かにする。勿論こんな食事が続くとそれはそれで飽きてしまい、翌日は白飯を炊くことになるのだが。