ダウンタウン

barmariko2005-11-07


見つけた、ダウンタウンの写真を。右でふざけているのが、あのトルコ人オーナー、商魂逞しくて利益のことしか考えないといわれ、客からもスタッフからも超不人気な「カラマン」である。ちなみにその左で笑っているのが、一緒に働いていたイタリア人の女の子たち。右がチェチリア、左がアリーネ。彼女はブラジル人とイタリア人のハーフである。ちなみに笑顔で笑っている彼女たち、一歩裏へ回ればカラマンの悪口しか言わない。ま、そんなもんである。

カラマンがどんなにひどいかは、また書くことにして。今日は写真でいろいろご想像ください。ところでカラマンは一般的には美男子という説がある。あれは忘れもしない、わたくしがペルージャ外国人大学で怖いと評判の女性教授と音声学の口頭試験を受けているとき・・・

マリコ、あなたもう少し勉強しないと!口頭試験はOKなのに、筆記がねぇ・・・まあ今回は通過させてあげるけど、しっかりね!それにしてもあなたはどこでこういう生のイタリア語を学ぶの?筆記は駄目だけど、会話はこなれて聞こえるわよ。しかもローマ訛り入ってるし」「はぁ、大きな声では言えませんが、わたくし毎日働いておりますので」「あら、どこで?」「バールやら、ダウンタウンやら。すぐそこのパブですよ。今度教授もいらしてください」

と、そこで女性教授の表情が緩む。「あらそこって、もしかしてうちの卒業生がオーナー?」「はい、カラマンというトルコ人ですが、彼も10年前に外国人大学を修了したって言ってました」「きゃーーーー!(と叫んだかどうかは定かではないが)カラマンね!覚えてるわよ!あのとき大学きっての美男子って評判だったんだから!ねえ!?」とそこでもう一人の試験官の女性も賛美に加わる。「そうよそうよ!憧れの的だったのよ。(ってお前ら幾つだ・・・)背が高くて体格もいいし、当時はまだ20歳過ぎだったけど、渋くてねぇ。宜しく伝えておいてね♪」

カラマンの絶賛ぶりにも驚いたが、それまで渋い顔で試験を行っていた教授たちが、見事に豹変したのにはびっくりだった。あの、一応試験中なんですが。これだから、イタリア女ってやつは。