プチトマトとアスパラのリゾット ルッコラ添え

またまた作ってしまった、大好きなプチトマトのリゾット。今回は旬のアスパラを加え、さらに大好物のルッコラを山盛りのせてみる。このルッコラのせ、実はわたくし大、大、大好きなのである。一時期、それこそ何にでも、このルッコラをたっぷりのせて食べることに心酔してしまった。例えばイタリア風野菜とソーセージの煮込みにも、山盛りのルッコラ。アツアツのトマトソースだけのシンプルパスタにも、山盛りのルッコラ。パスタもリゾットも当然アツアツであるところに、この生のルッコラを最後に和えながら食べるのが、ウマイのだ。ルッコラのゴマのような芳香な香りがぷーんと引き立ち、鼻を刺激し、食欲が増進する(ちょっと言いすぎ?)のである。

さてリゾットのレシピなのだが、作り方は以前掲載した、「プチトマトの爽やかリゾット」と殆ど同じである。違いはアスパラを入れ、最後にルッコラをのせることくらいである。つまり、前回の応用編だ。

<プチトマトとアスパラのリゾット ルッコラ添え>
4人分材料:プチトマト2パック、アスパラ1束、玉ねぎ1/4個、ニンニク1かけ、オリーブオイル、白ワイン少々(無ければよい)、パルミジャーノチーズのすりおろし大さじ4、バター1かけ、米1.5カップ、洋風スープの素(お湯1ℓに溶かす)塩、胡椒

  1. プチトマトは縦2つ割り、アスパラは幅2〜3cmくらいにカットする。玉ねぎは荒微塵切りにする。
  2. フライパンにオリーブオイルとニンニク1かけを入れ、弱火でじっくり香りを出す。
  3. 玉ねぎを加えて弱火で炒める。
  4. プチトマトとアスパラを加えてよく炒め、白ワインを少々加えて水分を飛ばす。
  5. 米を洗わずにそのまま加え、よく混ぜ合わせる。
  6. 洋風スープを少しずつ加え、焦げないように下から大きく混ぜる。この繰り返しで約20分、米がアルデンテになるまで火にかける。(スープは一気にいれず、必ず少しずつ加える)
  7. パルミジャーノチーズとバター1かけを加え、素早く混ぜる。
  8. 塩、胡椒で味を調整する。
  9. 皿に盛って、ルッコラをのせる。(直前に手でちぎると香りがたつ)

不思議なことに、ルッコラをこんもりのせると、普通の家庭料理のピアット(皿)がちょっとレストラン風に変身する。ルッコラの働きぶりはそりゃあもう、すごいのだ。そういえば、わたくしのルッコラ好きは今に始まったことではない。思い返すと、「ルッコラ入り」のものは何にでも惹かれる癖がある。例えばピッツェリアへ行くとする。最終的に選ぶのは「ルッコラのせ」系であることが多い。

パニーノ屋さんへいけば、選ぶのは必ずルッコラ入りである。ガリバルディ通りを入って100mほど上がっていくと、左手に「エミリアーノのパニーノ屋」がある。ここにはありとあらゆる材料が揃っていて、自分で具を選ぶことができるため、メニューの種類は無限大に広がる。地元イタリア人にも人気のパニーノ屋だ。わたくしのお気に入りは、「ストラッキーノ(クリーム状の淡白なイタリアチーズ)、生ハム、ルッコラ」!この組み合わせ、はっきり言って無敵である。美味しすぎる。

ルッコラは何にでも合う優れものだ」とアンドレアも言っていたが、実際こんなに便利な食材もなかなかないだろう。