2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧

消えた横断歩道

ペルージャのチェントロをイタリア広場側から下りると、パルティッジャーニ広場がある。ここはイタリア地方都市を行き交いする中距離バスの発着所である。ウンブリアのまだ行ったことのない小さな街へ、この際だから足をのばしてみようかと思い立ち、パルテ…

初公開!トーマス&イヴァナ家

これだけ美味しいものを私たちにブンッと放り投げてくださるトーマス&イヴァナのお家を、ちょっとお見せしよう。彼らの家はきちんと片付いていることがない。いつもモノに溢れている。しかしその散らかり具合は、絶妙なバランスでもって、常に居心地のよい…

トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ3〜ワイン編

IL PRANZO DA THOMAS & IVANA 3...I VINI STUPENDI!さあついに、トーマス&イヴァナの家で出されたワインについて自己満足する時間がやってきた。多くは語らず、ワインリストの紹介といこう。それにしても、トーマスというイタリアワインソムリエを友人に持…

トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ2

IL PRANZO DA THOMAS & IVANA 2前菜はわたくしの予想通り「生ハムとメロン」である。さらにイヴァナは中部・南部イタリアの家庭料理「Panzanella(パンツァネッラ)」も作ってくれた。このパンツァネッラは、一口に言えばパン粉のサラダである。山盛りのパン…

トーマス&イヴァナの家でガーデンランチ1

IL PRANZO DA THOMAS & IVANAお土産の日本酒抜きでは、もはやペルージャに帰ることはできない。日本人よりも日本酒を愛するトーマスとイヴァナがいるからである。そんなわけでペルージャ到着の翌日、早速イヴァナに電話をした。「日本酒持ってきたんだけど、…

投げるな、お金を!

まただ。またお金を投げられた。ここ4ヶ月ニッポンに滞在していたために、こういうイタリアン・シーンに対する免疫力が低下しているのだろう、わたくしにとって衝撃のシーンであった。無償に腹が立つが同時に諦めもある。それはペルージャ駅近く、イタリア国…

イタリア風たっぷり野菜の炒めもの

またまたアンドレアの登場。何だか彼の影響で、イタリア家庭料理と言えば南イタリアはプーリア州の郷土料理ばかりを紹介するようになってしまった。まあ野菜好きのわたくしとしては大変ありがたいレシピばかりで、からだに優しいマンマの味そのものである。…

ペルージャの夏

L'ESTATE DI PERUGIAペルージャの夏は、意外にも過ごしやすい。ローマやフィレンツェやボローニャに比べるとやはり山間都市だからだろう湿度が低く、朝晩の涼しさは非常に心地よい。勿論一般家庭にも街中の商店にも、バールにもパブにもクーラーなど存在しな…

4ヶ月ぶりに会うロセッラ(後編)

FINALMENTE TROVO ROSSELLA 2..."CHE COSA E'CONGUAGLIO?"さてそれではロセッラがわたくしに言いたいこととは何なのか?電話ではとても言えない、ちょっとデリケートな且つ喜ばしくない話とは一体?ロセッラは物凄く気まずそうにわたくしにあるものを見せた…

4ヶ月ぶりに会うロセッラ(前編)

FINALMENTE TROVO ROSSELLA!元ルームメイトのイタリア人女性ロセッラについての前号はこちら→http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050805ペルージャに舞い戻り、早速ロセッラに電話する。「チャオ!!!マリコやっと帰ってきたのね!早くいらっしゃいよ!待っ…

ズッキーニのリゾットで爽やかランチ

IL PRANZO CON ANDREA "IL RISOTTO CON I ZUCCHINI"「そろそろ使わなくちゃいけないズッキーニがあるから、今日のお昼はそれでリゾットにしよう」とアンドレア。いつもいつも、本当にありがとうございます。今回バカンスと称してペルージャに到着してからと…

夏はやっぱり生ハムとメロン

「帰ってきたらまず何が食べたい?」友人のアンドレアにそう聞かれて「うーん、年中無休で外せないのはブレサオラ。あと夏だからやっぱり生ハムとメロン!これでもかっていうくらい食べたい!」期待を裏切らない男である。わたくしを待っていたのは、前もっ…

恐るべし、イタリア電車

それでも昔に比べたら、はるかによくなったのだ、イタリア電車は。イタリア人はそう口を揃える。「ちゃんと、来るじゃないか」ってさ・・・おい。確かにやってきた10分遅れで。9日の夜、ローマでわたくしが待っていたその電車は。そもそも午後18時を過ぎると…

みなさま、お久しぶりでございます。実はわたくしはここ4ヶ月イタリアではなくニッポンに滞在しているのですが、明日から小さなバカンスと称して、ペルージャへ旅立ちます。といっても、もとの自分の家やら、同居人やら友達に会って、毎日食べて飲んで寝ての…

ロセッラとわたくしの同居人探し〜エピローグ〜

わたくしが最後にペルージャで住んだ、サンタ・エリザベッタ通り1番地の家は、真裏にペルージャ外国人大学、目の前には中世の水道橋、見上げれば紀元前エトルリア時代の遺影が見え隠れするチェントロ(中心地)と城壁という景観、つまり立地的には申し分の無…