2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

我らがジュセッペ 

IL NOSTRO AMICO,GIUSEPPE そろそろ紹介しなくてはならない。何度も登場している我らのアミーコ、ジュセッペ。シチリア出身の彼はペルージャでプログラマーとして働いている。そして友人アンドレアの同居人の一人だ。お酒は飲まない。煙草は吸わない。サッ…

ソルベットの季節

LA STAGIONE DEL SORBETTO ソルベットをご存知か?イタリア語でいう「シャーベット」である。写真で友人アンドレアが手にしているのがイタリアで最もポピュラーなレモンのソルベットだ。イタリア人はソルベットをおやつとしてよりも、ご飯の後の口直し的なデ…

アマーロいろいろ

GLI AMARI アマーロとはイタリア語で「苦い」の意味、そして薬草を溶かした食後酒の総称である。昔祖母に「健康にいいから」とすすめられた養命酒イタリー版のようなものだ。イタリア人は食事の後にアマーロをよく飲む。食べすぎて膨満感があるときや胃がも…

ビデの使い方

COME SI USA IL BIDE'? イタリアのトイレには必ずといっていいほどビデがある。ビデがいつ頃普及したのか、詳しいことは知らないが、ヨーロッパでも特にイタリア、フランス、スペインで、まだトイレやシャワーがなかった時代に発展したと言われている。その…

ある日のお買い物

LA SPESA ふと思い付いて、ある日のお買い物の写真を撮ってみた。ペルージャの物価は高い高いと言うけれど、やはりフィレンツェやミラノなどの大都市に比べたらまだまだマシである。特にディスカウント・スーパーまで足を伸ばせば、驚くほど安い値段で買い物…

マザコン大国

IL PAESE DEI MANMONI... イタリアはマザコン大国、というのはニッポンでは意外にもそれほど知られていないが、ヨーロッパでは非常に一般的な見解である。以前イタリアの新聞ラ・レプッブリカにこんな記事が載っていた。「EU各国のマザコン度:1位イタリア」…

トーマスの家でワイン三昧

UN SACCO DI VINI DA THOMAS これほど招かれて嬉しいディナーはこの世に存在しない。ソムリエでもありフリーのITジャーナリストでもあるドイツ人トーマスと、家具作家イタリア人イヴァナの家は、見るもの全てが楽しく食べるもの全てが美味しく、そして飲むも…

MR.アルベルト・ロッシ

ALBERTO ROSSI ガリバルディ通りのバール・アルベルト。もう何回このバールのことを書いたか分からない。自分が働いていたこともあって、この駄目駄目バール、イタリアいちイケテいないバールには今も愛着が残る。「馬鹿ほど可愛い」の心境に近いかもしれな…

失意。

LA DELUSIONE 右はイタリアに現存する「ジャッポーネ」という日本文化を紹介した雑誌(昨年号)に掲載されていた写真である。しかも「東洋の味」というタイトルでご丁寧に説明文がある。この写真に、今更一体どんな説明を加えようというのか。「今から25年ほ…

赤い前菜盛り合わせ 

GLI ANTIPASTI ROSSI 最近ブレサオラ(http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050403)にはまっていると以前書いたが、友人のアンドレアとこのブレサオラを混ぜた前菜盛り合わせを偶然発案した。というより残り物でたまたま出来上がったのが気づけば赤い色ばか…

開け放された窓からは

DALLA FINESTRA APERTA... イタリアにはクーラーがない。というと語弊があるか。ペルージャのような田舎街にはクーラーがない。オフィスにも、図書館にも、バールにも、レストランにも、クーラーがない。当然一般の家になどあるわけがない。そして皆一様にこ…

傘袋はニッポンジン的?

ここ数日雨ばかりだったペルージャにようやく太陽がやってきた。わたくしはペルージャの雨が大嫌いだ。教養のないイタリア人が道にほったらかしにした膨大な犬の糞が雨で溶け、道中どこをよけて歩いたらよいのか分からなくなるからである。同じ理由で雪も嫌…

ニッポンのポルコ(豚野郎)たち

ある晩、わたくしの家で夕食会をした。この日は、ニッポンからペルージャに着いたばかりのフレッシュなニッポンジン女性と、既に6年に渡ってペルージャに暮らすわたくしの友人Sのほかに、イタリア人が3人、わたくしのルームメイト・ブラジル人のカリーナ、と…

ペルージャのポルコ(豚野郎)ども

昨日、イタリアに住んで6年の日本人女性Sと話す機会があった。何故だか覚えてはいないが、いつのまにか話はペルージャに蔓延るポルコ(豚野郎)どもの話へと発展した。イタリア語のポルコとは直訳で「豚」という意味。日本でも「豚みたいなやつ」とか、女性…

barmarikoのアクセスログ

一体どんな風にbarmarikoに辿り着いてくださっているのか、余計なお世話で書いてみる。検索エンジンに何らかのキーワードを入れて偶然辿り着いた方がたくさんいらっしゃる。不運としか言いようがない。自分の私的生活のことばかり書いているわけだから、専門…

ローマ法王

いい加減嫌になる。昨日の午前中は7局がローマ法王追悼式を同時中継していた。どのチャンネルをつけても全く同じ内容、映像に1,2秒の差があるだけで7局が同時中継することに何の意味があるのか。ここ数日イタリアのTVはこんな感じであるが、昨日はさす…

バール・アルベルトの人々3 教会工事のおじさんたち

今まで何度と無く登場したバール・アルベルト前にある教会、ここで毎日修復工事を行っているのが写真のおじさんたちである。(彼らに初めて出会う方はまずこちらの前号をどうぞhttp://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050118)彼らはイタリア中の教会や聖堂を修…

レンズ豆

お昼にレンズ豆を食べた。作ってくれたのはお馴染みアンドレア。当然彼のマンマのレシピである。ニッポンでレンズ豆といってもいまいちピンとこない。流行のデリでレンズ豆を使った外国惣菜を目にすることはあるが、驚くほどの値段である。かといって自分で…

タバコ屋のシモーネ、ペルージャ市長と会談する

実は2週間ほど前、シモーネ(写真右。タバコ屋にて)はコリエレ・ディ・ウンブリアという地方新聞社に電話をし、「ガリバルディ通りの現状について取材しにきてもらえないか」と話を持ちかけていた。早速やってきた新聞記者たち。数日後にはある記事が紙面を…

イタリア人と車

イタリアほど駐車マナー、運転マナーの酷い国もないのではないか。少なくともヨーロッパではそう認識されている。イタリアにやってくるドイツ人もイギリス人もフランス人も口を揃えてその酷さを指摘する。(写真は橙色のFIAT500 チンクエチェント。イタリア…

ブレサオラ

最近はまっているのがブレサオラである。干した牛肉、見た目は赤い生ハムのようであるが、脂身の非常に少ない引き締まった味である。どことなくビーフ・ジャーキーのような風味がある。とにかくイタリアには数え切れないほどのサラミや生ハム類があり、肉の…

アレッハンドロさんの行き付けバール

わたくしの大切な親友の一人、アレッハンドロを忘れてはならない。日系ペルー人で日本人の両親を持つ彼は、現在64歳でアメリカ人の奥さんスーザンとイタリアで年金暮らしである。アレッハンドロさんと出会ったのは、2003年9月にペルージャ外国人大学が主催し…