2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

ルム・エ・ペラで乾杯!

ニッポンにいた頃、ラム酒と言われてもピンとこなかった。あくまでお菓子を焼く時に風味漬けとして一滴たらすもの、くらいのイメージしか持っていなかった。それがここイタリアではバールやパブで非常によく飲まれる、ごく当たり前のアルコールである。わた…

食前酒

イタリアには食前酒を楽しむ文化がある。夕方17時から20時くらいまで、バールではカフェを飲む人よりも食前酒を楽しむ人が圧倒的に増える。代表的な食前酒としては、カンパリ・ソーダ、マルティニ・ビアンコ、勿論ビールやグラスワイン、プロセッコ(発泡ワ…

ペルージャ外国人大学

ペルージャ外国人大学(写真右手のレンガ色の建物)とは正真正銘イタリア国立大学なのだが、卒業に4年も5年もかかる普通の大学とは違い、5レベルにクラスを分け、レベル1から3までは大学というより語学学校として機能する。必然的にこのレベルを受講す…

恐るべし窓口業務

言い出したらきりがないネタのひとつがこれである。イタリア人の仕事ぶりがどんなに酷いか今まで何度となく書いてきたが、ここでは総決算してみたい。先日飛行機のチケットを購入したいという友人と旅行代理店へ行った。50歳前後のシニョーラが二人。一人は…

シモーネの見解

ガリバルディ通りのタバコ屋シモーネの「インターネットポイント・オープン大作戦」はどうなっているのだろう。(第一話 http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050228 第二話http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050314)ここはイタリアしかも田舎街ペルージャ…

ある日の午後。

全くもって素晴らしい晴天である。ペルージャにも春がついにやってきた。この時期イタリアでも暗い影を落としているのが、花粉症である。あっちこっちでその被害者を見る。幸にもわたくしは花粉症にかかったことがないのだが、あのラ・ルムエラのオーナー、…

シャムロックのヌードカレンダー事件

ある日アンドレアとジュセッペから電話がかかってきた。「面白いものを発見したよ。今すぐオーヴェルダン通りまで来てくれよ!」何が起こったのか想像もつかずにいるわたしを待ち受けていたものは、チェントロのオーヴェルダン通りにある写真屋のショーウィ…

ご馳走様でした。

突然トーマスとイヴァナに夕飯に招かれた。と言っても「何にも特別なものはないのよ。私たちが食べようと思っていた普通の夕飯にマリコを招いただけで、冷蔵庫にあるものだけだから。」とイヴァナは謙遜していた。しかしイヴァナの料理上手はよく分かってい…

復活祭

イタリアは目下復活祭(パスクア)の真っ只中である。そもそも復活祭とは、キリスト教徒にとってクリスマスと同様に大事な行事である。春分後最初の満月の次の日曜日に設定され、それが今年だと3月27日にあたる。つまり流動性で毎年変わるのである。復活祭前…

ついに。

朗報である。ついにバール・アルベルトのカフェ・マシーン、プレスが完全にいかれていたあのポンコツマシーンが新しくなったのである。来る日も来る日も客から馬鹿にされ、イタリアで一番カフェが不味いと言われながらもあの重い腰をなかなか上げなかったア…

イタリア人女性の基礎美学

イタリア人女性の化粧には度肝を抜かれる。昔は「イタリア人だから・・・気質に合っててラテンなメイクでありなんじゃない?」と非常に寛大なわたくしであったが、最近は公害扱いである。ブラウン管に映し出される女性キャスターたちの酷いメイクと衣装。(…

インターネットポイントオープンなるか、シモーネ。

以前申し上げたように、わたくしのお友達タバコ屋のシモーネがインターネットポイント併設に向けて目下躍進中である。(前号はこちら http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050228)あれからどうなったのか、気になる方もいるのでは?先週シモーネから電話がか…

ニッポンジンについての質問あれこれ

イタリア生活の中で、イタリア人から受けた「ニッポンジン」についての質問は我々の想像の域を遥かに超えるものである。一つ一つあげてみよう。「犬の肉食べるって本当?」今まで何回聞かれたか分からない。そのうちの半数はご丁寧にも「TVで特集やってたの…

ジェラルドのディナー

昨夜突然、アンドレアとジュセッペのもう一人のシェアメイト、ジェラルドから突然のディナー招待をうけた。どうやらジェラルドはもう一人女友達を呼んでいるらしく(どう考えてもこちらがメインだと思われるが)、どうせならみんなで一緒にご飯食べましょう…

モッツァレッラチーズ

白くて弾力がありもっちりしていて、全乳フレッシュチーズの代表選手モッツァレッラは当然イタリア生まれである。ピザを語るにもモッツァレッラは外せないし、もはやイタリア全土で生産され、家庭での食生活に頻繁に登場する。モッツァレッラ・ブッファラと…

触れてみるか薬ネタ

さてわたくしたちニッポンジンからはまだまだ決して身近ではないこのネタ、ヨーロッパでは合法の国もあるくらいだから日常茶飯事のことである。ミラノやローマは勿論、アフリカやアルバニア、トルコに近い南イタリアへ行けばいくほどドラッグは安く手に入る…

ZERBINO ゼルビーノ

「ゼルビーノ」は正真正銘イタリア語である。どういう意味なのか説明する前に、ニッポンでこの言葉は果たして使われているのか検証してみたい。ゼルビーノをキーワード検索するといくつか該当結果が出てくる。 リストランテ・ゼルビーノ どうやら京都市東山…

ポテトのオーブン焼き

これは旨い。本当に旨い。簡単でイタリアのどの家庭でも作るポテトのオーブン焼き。それでいて街のトラットリアやオステリアでも肉のつけ合わせとしても頻繁に登場する。作り方はそれこそ家庭によって色々で、わたくしの友人も皆それぞれ微妙に異なるレシピ…

イタリアの光熱費の現状

また昨日ショックを受けることが起きた。ショックというか、いい加減慣れろという話ではあるがわたくし非常に純粋なものでいちいちキレてしまうのである。昨日我が家のキッチンには久し振りに同居人3人全員が勢ぞろいしていた。というのも以前書いたようにブ…

ラ・ルムエラで和食ディナー(後編)

2月25日金曜日、イタリアはペルージャで(成り行きで)わたくしのコックデビュー戦は何とか無事終了した。お越しくださったお客様は32名、満員御礼で残念ながら二組ほど空席がないために帰って頂くという状態だった。オーナーのグラウコ、ロベルトともに大満…

ドーピングあれこれ

昨日アンドレアが「レッジーナの中村俊介が土曜日いいゴール決めたねえ。」と突然言い出したことからジュセッペを含め3人で珍しくサッカーの話になった。「ところで彼はまだイタリア語話せないのかな?まだ聞いたことないね、記者会見で。」とアンドレア。「…