2005-02-01から1ヶ月間の記事一覧

インターネットポイントオープンなるか、シモーネ。

昨夜突然わたくしのノートパソコン、長年愛用(しすぎだ)していたIBMシンクパッドが天に召された。昨年も一度ご臨終されたのだが、インターネットポイントを経営していた知人のトニーの看病により精気の復活をされ、昨夜までは何とか元気に生きていたのに。…

ペルージャの街並み

よく晴れた冬空がペルージャの街をとても魅力的に見せていたので写真を撮ってみた。実際はこんなに素敵な街ではない。一歩足を踏み出せばそこら中にほったらかしにされた犬や鳩の糞。いや、美しい街であるはずなのだ。問題は住民の環境意識やマナー遵守度に…

アンドレアのパスタとオリーブ・オイル

アンドレアが作る簡単・お手軽・野菜たっぷりパスタは今日も健在である。わたくしが大好きなのは前回ご紹介した「赤インゲン豆とタマネギのオレキエッテ(耳たぶ型のショートパスタ)ローズマリー風味」であるが、シンプルを更に極めた野菜の甘みだけで食べ…

ラ・ルムエラで和食のディナー

それは2週間程前のことだった。ルチャーノとララの店で、カフェ・モルラッキ寿司事件の酷い有り様をぶちまけていると、側で服を選んでいたララの親友ニコリーナがわたくしに言った。「ねえ、それならうちのオステリアで日本食ディナーをやってくれない?大丈…

UOVOとUOMO...

それはまだイタリア語を習いはじめて2週間目だった。ローマの語学学校で初心者コースを受講しそれこそABCから勉強した。一緒に勉強を始めたクラスメイトは何故かスペイン人や南米のラテン語圏の人が多く、唯一東洋人のわたくしとサウジアラビア人のナイーム…

ラーメンとイタリア人

今日のペルージャは昼から突然の雪に見舞われて交通網は完全にストップ、街中で一方通行や通行止めが見られる。こんな寒い日に恋しくなるのはニッポンのラーメンだ。インスタント・ラーメンではない、ラーメン屋が作る本物のラーメンである。ここペルージャ…

ここが変だよニッポンジン(続編)

前編を読んでない方はまずこちらをどうぞ http://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050217/さて「純真無垢」というのはどうか。イタリア語でよく言われるのは「インジェヌオ」という形容詞である。疑うことを知らないとか、純粋な、天真爛漫な、といった意味だ。…

ペルージャ曰くつきのバールたち。

色々書かせて頂きましたカフェ・モルラッキ、バール・フランコ、バール・アルベルト。実際ビジュアルはどうなのか、ここで写真公開と参りましょう。気分転換にどうぞ。(foto by ain_ed) ●カフェ・モルラッキhttp://d.hatena.ne.jp/barmariko/20050204(カ…

ここが変だよニッポンジン

たまには我が国を振り返ってみようではないか。ニッポンジンと言えば?「教養が高い」「テクノロジー」「働きすぎ」「金持ち」「純真無垢」・・・こんな言葉が返ってくる。実際のところどうなのだろう。「教養の高さ」実際一番返答として多いのがこれなので…

全店禁煙イタリア

2005年1月10日からイタリア全土で「イタリアが?!」と我々を驚かせるような法律が施行された。全ての飲食店(バール、カフェ、エノテカ、オステリア、トラットリア、ピッツェリア、リストランテ、パブ、ディスコテカ・・・とにかく全て)の店内において喫煙…

イタリア式朝ご飯

今更ながら、であるがイタリアの朝ご飯について語ってみたい。「カフェ・ラッテもしくはカプチーノとお菓子」これが伝統的朝ご飯である。イタリア人でもエスプレッソを飲まないひともいるし、カフェインアレルギーのひともいるから全員がそうとは全くもって…

ペルージャのチェントロ

ペルージャは中・北部イタリアに栄えた古代エトルリア時代からの重要な都市である。南イタリアのギリシャ文化とほぼ同時代に、中部イタリア地方にはエトルリア人の都市が建設されていた。前8世紀頃からのものは文化財として残るものも多く、ここペルージャ…

バール・フランコ

わたくしの家はペルージャ外国人大学の真裏にある。大学主催の音楽会があるときは、その音色が家の中にいてもよく聴こえる、それくらい近い。そして更に大学の目の前にあるのがバール・フランコ。その名のとおりオーナーはフランコさんである。彼はわたくし…

ペルージャのお家事情

ユーロ導入後、イタリアでの物価昂騰は目を見張るものがあり、家賃もその一つである。昨年のニュースでイタリア全土で家賃は平均1.4倍まで上昇したと聞いた。ペルージャはどうか。ローマ、フィレンツェ、ミラノ等の大都市に比べたら勿論家賃は良心的であるが…

イタリア式愛の囁き

興味を覚えない方はいらっしゃらないはず。イタリアと言えばアモーレ、アモーレ、アモーレ、と思っている方は少なくないのだから。確かに愛の言葉の種類はニッポンのそれに比べたらはるかに多く変化に飛んでいる。そしてイタリアとニッポンの大きな差は、そ…

郵便局の謎

もうペルージャに住み着いて2年4ヶ月が経つというのに、今ごろになって初めて知ったことがある。それは一昨日ペルージャのチェントロ(中心地)にある郵便局に我が家のガス・水道料金を支払いに行ったときに発覚した。郵便局の入り口には「番号札をお引きく…

グッチとお城

ガリバルディ通りのルチャーノとララの古着屋。ここにこんなお宝が潜んでいたとは。ある日店に立ち寄るとルチャーノは不在で、ララが一人でローマから仕入れてきたばかりの商品の整理をしていた。(彼らの店についての前号はこちらをどうぞhttp://d.hatena.n…

カフェ・モルラッキで寿司(二度とやらない)後編

調子に乗り出したコックは続いて海苔巻きにとりかかる。その作品をとくとご覧頂こう。写真の太巻きがそれである。マキスを使わずに、寿司を作るためだけに生まれてきたというその神の手だけで巻いた、ブツである。わたくしは泣きそうになった。(あ、これを…

カフェ・モルラッキで寿司(二度とやらない)前編

ペルージャのチェントロにあるカフェ・モルラッキ。ここはペルージャで唯一イタリア人にも外国人にも安定した人気を持続している、カフェ・バールである。ペルージャ大学文学部の目の前、駅やペルージャ郊外に向かうバスの発着所に面しているせいもあり朝昼…